
一人の方がかつて棚田だった場所に約20年手を入れて作り上げた苔庭なんだそうです。
四国八十八景のひとつに選ばれているのは訪問前に聞いて知っていましたが、知人の「良かったよ」という言葉にも半信半疑での訪問でした。
5分くらい覗くだけの予定での訪問だったんですが気が付けば90分が経過、感動してどハマりしている自分がいました。
「ギャラリー喫茶 こけむしろ」
🔸場所:愛媛県西予市宇和町信里2099
🔸電話:080-3928-9276
🔸営業時間:10:00 ~ 17:00
🔸定休日:月曜日(1月~3月は土日祝のみ営業)
「こけむしろ」へと向かいます

大洲方面から国道56号で向かう場合、鳥坂トンネルを抜けて坂を下り約2kmで上記の場所に出ます。
目印は水上ゴルフの看板です。どちら側からやってきても同じ表記で書かれていてすぐに見つかると思います。

卯之町側からやってきた場合は滑らかに看板の右に伸びる道に、
大洲側からの場合は看板を外から回り込む感じでUターン気味に横道に入ります。

国道から横道に入ってすぐ、100mほどでこの場所。

看板に従って右折です。

先ほどの看板の場所から約600mでこの三叉路のような場所に。

再び看板に従い右折です。

100mほどでこの場所「こけむしろ」の入口に到着です。
数台分の駐車スペースがありますがいっぱいの時は、100m手前の看板があった場所付近の空きスペースに駐車できるみたいです。
「こけむしろ」に入場


「四国八十八景」は四国内の魅力的な景観を八十八ヶ所選定し、観光客誘致を計るプロジェクト。「こけむしろ」は48番目の景観として選定されています。
「四国八十八景」についてはこちら→“四国八十八景プロジェクト”をクリックしてください。

わかってはいましたが訪問日(月曜日)は定休日。喫茶はお休みです。

手書きの文字がいい感じです。


100円は必ず。可能な人は幾らかでも余分に入れて庭の維持に協力したいですね。

飛石の先にある建物が喫茶です。

ちょっとしたものひとつひとつが魅力的な仕上がりになっています。

訪問日は定休日でお休みでしたが、通常は喫茶でコーヒーやお饅頭、ケーキなどをいただくことができます。

喫茶の建物の周辺には鉢植えの植物なども飾られていました。



















苔庭の一番上のあたりから下を見下ろすとこんな感じです。
建物の下のエリアへ移動します









一番下のあたりから建物の方を見上げるとこんな感じ。
まとめ
はっきり言ってなめてました。
苔の名所なら山中で自然に出来上がったものに加えて寺院などいくつも思い当たるものがありますし、
個人が造った庭が四国八十八景ってどうかしてるんじゃないのくらいに思ってました。
ちょっとだけ覗くつもりで訪問したんですが、気が付けばどっぷり90分夢中で写真を撮り続けてました。
もともとあった地形を生かし長年手を入れて作り上げた緑の庭は立派なアート。
石像や看板、飛石など気の利いたアクセントもあちこちにあって被写体に困ることはまずありません。
訪問日は何日か晴れが続いた後だったので、カピカピの苔が広がってるんじゃないかと想像してましたが、そんな心配は無用でした。
庭園内のあちこちにに引いてきている水のおかげか、こまめに水やりをしているのか詳細は不明ですが、苔は庭園全体で生き生きしていた印象です。
花の多い季節の喫茶が営業している日、雨上がりで木漏れ日のさす時間帯に再訪したいですね。


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