四国内で撮影した紅葉の写真を紹介するシリーズの1回目。
今回は愛媛県の紅葉スポットを3ヶ所、
小田深山渓谷(内子町)、滑川渓谷(東温市)、西山興隆寺(西条市)のご紹介です。
小田深山渓谷はかなり山深いところですが、滑川渓谷や西山興隆寺などは新居浜や松山あたりからでも簡単に行けるところですので参考にしていただけたらと思います。
※写真下の表記は撮影日です。
小田深山渓谷
小田深山渓谷へと向かいます
松山ICから国道33号を南に進み、砥部町からは国道379号に入ります。小田川に出たところで左折、小田町の中心部へと向かいます。
買い物などを道の駅「小田の郷せせらぎ」で済ませた後、少し先を右折して「SOL-FAオダスキーゲレンデ」へと向かう山道に入ります。スキー場まではカーブが続く険しい登り道。
スキー場の横あたりが最高標高地点で、そこから小田深山渓谷までは車で約10分、川沿いの道を緩やかに下ります。
※スキー場を過ぎたあたりからは携帯電話の電波が届かないエリアに入るので注意が必要です。
小田深山渓谷について
小田深山渓谷は愛媛県内子町にある景勝地で、年間を通じて美しい場所ですが新緑の時期や紅葉の時期などには多くの人が訪れます。
透明度の高い清流の両側から川を覆うように伸びる木々が色づく時期はとても素晴らしいものです。
標高約850mのあたりにあるので、平地よりは約1ヶ月早く紅葉の見頃を迎えます。
付近を散策します
小田深山渓谷東側の山の紅葉。
写真の尾根を左方向に2〜3キロ進んだところには、先日訪問した大川嶺や笠取山があります。
深山荘跡地の駐車場に車を停め、川の向こう岸にある遊歩道へと向かいます。
散策はこの橋と五色河原の間を川の両側から眺めるという感じでいいと思います。
水際から伸びる大きな木々が順番に色づいていきます。
散策エリアの中間地点にある丸太の上に板が張られた橋。
支えは横に張られた細いロープだけなのでスリル満点です。
川の東側の遊歩道は登山道のような自然の道ですが、
川の西側にはずっと車道が通っていて、足腰の弱い方でものんびり散策できると思います。
上の2点は水面に映り込んだ紅葉や緑の葉を撮影したものです。
帰り際、スキー場方向へと向かう途中に見つけた風景。
散策エリア以外でも美しい場所はたくさんあります。
自分の勘を頼りにあちこち探し回ってみるのは楽しいものです。
滑川渓谷
愛媛県の東温市にある渓谷。国道11号の桜三里の途中から南側の山の中に入り7kmほど進んだところにあります。
南予にある滑床渓谷と間違えられがちな滑川渓谷ですが、独特な景観は一見の価値ありです。
国道11号から南へ曲がってすぐ、一際目立つ1本の木があります。
滑川渓谷へ向かう途中、至る所で紅葉を見ることができます。
車で進めるのはこの駐車場まで。ここがいっぱいの時は、40〜50m手前にある駐車場を利用しましょう。
ここまでで国道11号から15分くらいです。
奥に見えるのは「滑川清流ハウス」。土日営業みたいです。
遊歩道を歩き始めてすぐ通る橋。
動きやすく、多少濡れても大丈夫な靴で行くのが必須です。
先へ進むにはこの橋を渡り、梯子を登る必要があります。
途中、この場所が一番の難所だったかも。
荷物の多い方、足腰の弱い方などは注意が必要です。
滑川というだけあって、本当に滑らかな岩盤の上を水が滑り落ちるように流れています。
今回は紅葉の名所ということで滑川渓谷を訪れましたが、色づく木々は実際そんなに多くはありません。
この辺りが比較的見所の多いエリアでした。
水底の紅葉です。
川の真ん中で見かけたまん丸の石。
「龍の腹」と呼ばれるエリア。両側を大きな岩の壁に挟まれ、昼間でも薄暗く、石積みなども見られる風景は神秘的な感じで、異空間への入口かもなんてことを思いついたりもします。
駐車場から約15分。遊歩道の最終地点がこの滝です。
帰りぎわ、集落の建物のほとんどは空き家です。写真は野生化しつつある南天。
紅葉に関しては、駐車場から奥の遊歩道のエリアではなく、国道へ戻る途中の方がキレイだったかもしれません。
西山興隆寺
西山興隆寺は西条市丹原町にあるお寺で、地元では紅葉の名所として知られています。
創建は定かではないというものの642年(大化の改新の3年前!!)。
以来、源頼朝や河野氏、地元の藩主などから信仰されてきた名刹です。
仁王門(山門)を過ぎたところから本堂方向。
仁王門から本堂までは250段です。
牛石と呼ばれる牛に似た大きな石。
たくさんのエサを食んでいる牛の口元アップ写真です。
上の2点は客殿入り口付近にあった黄色く色づいたもみじです。
客殿横で見かけたもみじの巨木。
客殿付近から下を見ると実をつけた花梨の木がありました。
やや見頃を過ぎた本殿下の紅葉。石垣が立派です。
参道わきで見かけた小さなお地蔵様。
石段わきのもみじ越しに三重塔。
三重塔横のサザンカ(椿だったらごめんなさい)。今度確認します。
西山興隆寺は駐車場付近と本堂のあたりではかなりの標高差があり、上と下では紅葉の時期もかなり差があります。
本堂横の紅葉は散ってしまっているのに、参道入り口の御由流宜橋付近ではまだ色づき始めだったりとかなり差があります。
近所にお住みの方などはシーズン中何度か出かけてみるのも色々と発見があって楽しいかもしれません。
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