スモモの木を12年間放置してみました

スモモの木がある畑について

祖父が一人で管理していた1500坪の畑を両親が引き継いだのが約12年前。

その後、両親が畑の世話をできなくなり孫の代になってからはまさに荒れ放題。

ちょっと草刈りをサボると、1500坪が背丈ほどもある草で覆われたりします。

近所の目もあるので時々草刈りに出向きますが、3人で半日程度草刈りをしてもできるのはほんの一部だけ。頑張って最低限見られる状態に仕上げます。

なのにです。

時期によっては1ヶ月もすれば草を刈る前の状態にリセットされたりするんです。

ちょっとしたホラーじゃないでしょうか。

畑のスモモについて

そんな畑の一角に植えられた数本のスモモの木についてのお話です。

約12年前に両親がホームセンターで苗を買い植えたのが始まりです。

ここ数年などは草刈りすらままならない状態なので、消毒や肥料、剪定・摘果などまったく手つかずの状態。完全無農薬栽培に成功です(笑)。

スモモの品種はすべて「メスレー」。

梅雨時の6月の中旬頃から2週間程度が毎年収穫期。

青い実にだんだん赤い部分が増えてきて、完熟すると黒に近い赤へと色を変えていきます。

直径(長さも)3〜4cm程度の実が中心で、時々5cm以上のものも見られます。

青よりも赤の面積が大きくなり柔らかくなってきたら食べごろです。酸味はわずかで甘味の強い品種です。

皮をむくと、赤い果肉が登場します。味はほぼ桃で、ものすごく甘い桃には負けますが、よく出会う甘さがもうひとつの桃には勝っていると思います。

この品種は傷みが早くすぐ柔らかくなるため、スーパーの売り場などに登場することはほぼありません。

※冷蔵庫だと1週間くらい持ちます。

新居浜の近くだと、丹原の「周ちゃん広場」で毎年売られています。ビニール袋に30個程度入って300円くらいが相場のようです。

包丁で縦に切れ目を入れると簡単に皮を剥くことができます。

冷蔵庫で冷やしそのまま食べるケースが多いと思いますが、お菓子や飲み物の材料として使用してもいいと思います。

横から撮影。桃よりもリンゴに近い見た目です。

下から撮影。

収穫したスモモのほとんどは上のように白い粉を吹いたような状態です。

もし、この粉を吹いたようなような状態のスモモに出会うことがあったら乾いた布や柔らかい紙などで磨いてみてください。透明感あふれる信じられないような光沢が出現します。

この畑のスモモだけが他の場所に植えたものよりすごいスピードで成長、すべての木が巨大化し、まるでジャングルのよう。現在12年目ですが5年前くらいにはほぼ今の姿になっていたと思います。

濃い緑の葉っぱの間におびただしい数のスモモがなっています。

剪定をまったくしてないため木は伸び放題。枝の密度も高いため脚立などを準備したとしても手が届かない部分がほとんどで、収穫できるのは一部分だけ。

木の下側にもぐり、上を見上げるとこんな感じの風景が広がっています。

枝先にたくさんついた実の重量に耐えきれず枝が裂けてしまっています。

自然落下した果実。収穫開始から2週間後くらいに撮影。

この頃になると風が吹かなくても次々に落下します。さらに1週間後には酸っぱいニオイが辺り一面に漂い始め、落ちた果実でほとんど地面が見えないくらいの感じになります。

収穫期には2〜3人で約1時間程度果実をもいでいきます。

小さい実は無視して大きいものだけ選びながら、20個程度入った袋を30袋分くらい収穫します。

概算で1日600個程度、これを期間中6〜7回程度繰り返します。

シーズン全体で多くても5000個程度の収穫だと思いますが、感覚的には実際に木になった実のうち十分の1も採れてないような感じです。

スモモの木7〜8本は完全に農家レベル。くれぐれも植え過ぎには注意しましょう。

コメント

  1. キシモト より:

    スモモいいな

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