「安居渓谷」は仁淀川の支流である安居川にある渓谷で、
“仁淀ブルー”が見られるスポットとして「にこ淵」や「中津渓谷」と並んで有名な場所。
広い範囲に見どころが点在する、比較的日当たりが良く明るいイメージの渓谷で、
新緑や紅葉、川遊びなど四季を通じてさまざまな楽しみ方ができる人気の観光スポットです。
訪れたのは9月初旬の平日でしたが、到着後も車の温度計が30℃を表示する暑い日で、
水遊びをする人も多く、2〜3時間の滞在中に50人くらいの人には出会ったと思います。
「安居渓谷」へと向かいます
この日は午前中に「にこ淵」へ立ち寄った後「安居渓谷」へと向かいました。
途中、「道の駅633美の里」に立ち寄り、炊き込みご飯のおにぎりといも天を購入。
目的地である「安居渓谷」の駐車場(宝来荘横の駐車場)より約1km手前の場所にある「みかえりの滝」。
赤い欄干の「千仭峡橋」の上から撮影です。
「安居渓谷」に到着です。
渓谷付近にはいくつか駐車場がありますが、
こちら「宝来荘」手前の駐車場が最も広く数十台が駐車可能。立派な公衆トイレも完備です。
無料のパンフレットを自由にいただくことができます。
「宝来荘」は宿泊客以外の方も昼食(11時〜14時)などで利用することができます。
水晶淵周辺にて
「宝来荘」のあたりから「水晶淵」までは結構距離がありそうだったので車で向かうことにしました。
約1km走り、「水晶淵」の駐車場に到着です。
満車の時は、駐車場への入り口を過ぎてすぐの場所に数台分の駐車スペースがあります。
「水晶淵」。「安居渓谷」を代表する見どころスポットです。
「背龍の滝」全景。
一番上の滝の手前を車道が横切っています。
一段下のこの滝も味わい深いですね。
「砂防ダム」。
泳いでいる方などがたくさんいて近づけず、写真はこの遠くからのものだけ。
意外なんですが、「安居渓谷」で一番の“仁淀ブルー”が見られる場所はここって説もあるみたいです。
駐車場に戻った後、車道を上流方向に歩いてみると途中「水晶淵」に下りる道がありました。
先ほど川のそばから見上げた時、滝の前を横切っていた橋の上に立って「背龍の滝」を撮影。
混雑時は一方通行を推奨しているみたいでしたが、
大丈夫そうだったのでUターンして「宝来荘」の駐車場へと戻ります。
歩いて「乙女河原」・「飛龍の滝」へ
「宝来荘」前の駐車場に再び車を停めます。
車の横から川を見下ろしてみると、ゴールデンレトリバーが泳いでました。
飼い主の女性が上流に向けて投げたボールをレトリバーがくわえて戻ってくるっていうのを繰り返していたみたいですが、
何より驚いたのが水の色。「水晶淵」まで行かなくても十分なくらい立派な“仁淀ブルー”です。
この後は歩いて「飛龍の滝」を目指します。
「宝来荘」を過ぎてのすぐのところにかかった吊り橋「蓬莱橋」。
「蓬莱橋」の上から上流部を撮影。
一番奥の淵になっている所が「荒男谷」です。
「蓬莱橋」の上から望遠レンズで「荒男谷」を撮影。
人との対比で奥の岩の大きさが伝わるでしょうか。
こちらは「荒男谷」のすぐそばまで行ってから撮影した写真。
すべての写真に映り込んだ水面そばの細長い倒木を見ればそれぞれの位置関係がわかると思います。
上流に向かって歩く途中に立っていた「安居銅山跡」の案内看板。
先に進み、車道から「乙女河原」への下り口にあった安居渓谷の文字が彫られた岩。
「乙女河原」にかかった橋。
「飛龍の滝」に向かうには必ずこの橋を渡る必要があります。
雨が続いた後などは、橋が水に沈むこともよくあるようです。
橋の上から下流方向を撮影。
この付近は比較的開けていて穏やかな流れが見られることから「乙女河原」と呼ばれています。
画面手前を左から右に流れるのが「安居川」の本流で、先ほどの沈下橋は画面のすぐ右側にかかっています。
「飛龍の滝」は画面中央奥から流れ込んでくる川の上流にあり、滝までは遊歩道を約400m歩く必要があります。
このような感じの遊歩道を約10分歩きます。
一部、岩が崩れている場所などもありましたが、基本的にはよく整備された歩きやすい道で、
標高差もほとんどなかったと思います。
「飛龍の滝」に到着です。
遊歩道は滝の手前で行き止まりになっていて、水に入ったり岩に登ったりしない限りはこの角度からの撮影になると思います。
比較的簡単に行ける割にインパクトのある滝なので、「安居渓谷」を訪れた方は一度は行ってみてもいいかもしれません。
まとめ
「にこ淵」では1カ所、「中津渓谷」では約1kmの範囲内に見どころが集中しているのに対し、
「安居渓谷」では数kmの広い範囲に渡って見どころが点在しています。
初めて訪れる方は、
「宝来荘」から「乙女河原」「飛龍の滝」エリアと、
「水晶淵」「砂防ダム」「背龍の滝」のエリアの2つに分けて考え、
そのエリア間の移動は車を利用するのが便利だと思います。
例:「宝来荘」手前の駐車場に車を駐車→「飛龍の滝」まで歩いて往復→車で「水晶淵」の駐車場へ移動→「水晶淵」「砂防ダム」など付近を散策
行楽シーズンなどの混雑時は一方通行で進むことが推奨されていますので、
先に手前のエリアから散策することをお勧めします。
“仁淀ブルー” を見るには秋から冬にかけてがベストシーズンとのこと。
紅葉の時期などは特に素晴らしいんじゃないでしょうか。天気のいい日に再訪してみたいですね。
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