信じられないほど山奥にある
高知県NO.1そば屋「時屋(ときや)」さんです

今回紹介させていただくのは四国山地の奥深く、

ひたすら山道を進んだ先にあるそば屋「時屋」さん。

秘境感たっぷりで、まさかこんな場所にって感じのお店なんですが、

食べログそば部門で高知県NO.1、そばWEST百名店2024にも選出された名店でもあるんです。

現在は完全予約制になってますので注意が必要です。

「時屋」へと向かいます

愛媛県側からだと、国道194号を高知県方向へと進みます。

寒風山トンネルを抜け、木の香温泉の横を通過し1kmほど進むと次の写真の場所に出ます。

国道11号の加茂川橋交差点からこの場所まで約25km、30分くらい。

「時屋」へはここで右折、Uターン気味に谷へと下りていく道に進みます。

一つ上の写真と同じ場所を反対側から見た写真です。

この国道との別れには「時屋」の案内看板が立っています。

ここから「時屋」までは一本道。道なりに2km少々、約5分進めば到着です。

国道から谷へ下りた所にあるのが出合橋。

この橋の付近で吉野川の支流が分岐。北へ向かうのが桑瀬川、西へ向かうのが中野川です。

中野川沿いの道を上流方向へと進みます。

数km先にある「にこ淵」は仁淀ブルーの代表として有名ですが、こちらも地質的には同じ三波川変成帯。

別の水系ですが似たようなブルーの川を楽しむことができます。

「時屋」に到着です

国道との別れから約2km進んだあたりで、周囲に建物などが少しずつ増えてきたら慎重に進みましょう。

この道路左側に立つ木の看板が唯一の目印なので見落とさないようにしましょう。

この看板のすぐ奥、道路が少し広くなっているところが駐車場です。

駐車場のすぐ下側に見えるのが「時屋」の屋根です。

看板のあたりから店へ向かうにはこの坂を下りていかなければいけません。

店の入り口付近から坂を見上げるとこんな感じ。足腰の弱い方は注意が必要です。

入り口に到着です。

周辺で四季の風景を撮影した写真や、「時屋」が紹介されている雑誌などが置かれていました。

建物を西側から見るとこんな感じ。

今回案内された席は、中央の窓のすぐ内側の席。川の側に壁は無くて半露天のような席でした。

訪問日、新居浜や西条では猛暑日を記録。国道11号では車の温度計が38℃でしたが、「時屋」到着時には28℃。ものすごく涼しいとまではいきませんが、扇風機で十分対応可能なくらいの温度でした。

隣の席で食事中の方に一声かけて撮らせていただきました。

建物西側の池で、澄み切った水の中を泳ぐ鯉たち。

すぐ下を流れる中野川を見下ろしてみました。

今回は利用しませんでしたが、山の斜面に張り出す様に作られた立派な和室の席もあります。

テラス席から和室の方を見るとこんな感じです。

中央奥が厨房で、いかにも人の良さそうな店主の姿がチラチラと見えてました。

「天ぷらもりそば」をいただきました

今回は「天ぷらもりそば」をいただきました。

山深い場所だからでしょうか、海老などの海産物は一切なし。

野菜山菜だけの潔い天ぷら盛り合わせです。

塩もしくは天つゆでいただきます。

小鉢も至ってシンプルですが、丁寧に作り込まれたじわっと美味しい一品です。

天ぷらや小鉢を食べ終え一息ついたところでお蕎麦が登場です。

薬味は少量の大根おろしとネギ。

砥部焼の蕎麦猪口にはかなり控えめな量のつゆが入っています。

お蕎麦が美しい。

十割の蕎麦ってことなんですが、ボソボソ感などはまったく感じずむしろ滑らかでのどごしがいい感じ。

蕎麦の経験が少ないこともあって、他店との比較などはできず、香りなど細かいこともよく分かりませんが、自分的にとってとても美味しくお気に入りのお蕎麦であることは間違いありません。

蕎麦猪口の底にわずかに残ったつゆを蕎麦湯で割り、

ちびちび味わいながら飲み干してごちそうさま。

まとめ

全国を探せば似た様なお店もあるのかもしれませんが、

自分が知っている限りでは最も特殊で、それでいて最も魅力的なロケーションのお蕎麦屋さんです。

前店主が店を閉めようとした時に、客だった現店主が店を引き継いだというような話を聞きましたが

こんな山の中で洗練感の強い十割の蕎麦。しかも年間を通じて扱うのは“もりそば”のみというこだわり様。

自分の様な蕎麦素人には本当の良さは多分ほとんどわかってないんでしょうが、

ここに来て食事をすることでテンションが上り楽しくなるのもまた事実。

知人友人を何度かここに案内しましたが、もれなくみんな驚いてそして喜んでくれました。

「時屋」目的のプチ旅行でも十分楽しめると思いますが、

時間のある方などは「瓶ヶ森林道」や「にこ淵」などと絡めて訪問してみるのも楽しいと思いますよ。

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