
愛媛県西予市にある「卯之町重要伝統的建造物群保存地区」に行ってきました。
数百メートルに渡って江戸時代から昭和初期にかけて建築された建物が軒を連ねています。
明治15年建築の重要文化財「開明学校」や、江戸末期から昭和初期にかけて町で使われていた民具を展示している「宇和民具館」も見所です。
まちなみ広場駐車場

駐車スペースは4〜5台分しか無いですが、保存地区観光が目的ならここが一番便利。
国道の北側を並行して走る商店街の通り沿いで、「第1ビジネスホテル松屋」のすぐ隣です。

この案内地図の裏側にパンフレットが用意されていますのでいただきましょう。
パンフレット(卯之町お散歩絵図)




メインの旧宇和島街道方向へと進みます


駐車場のすぐ北側に1軒だけ洋風のお宅がありました。

他の建物と異なり修繕が進んでないようでしたが、立派な破風を備えた保存対象の伝統的建築物です。



旧の宇和島街道に出たところにあるひときわ目立つ赤い建物。

赤い建物から50mほど西にあるT字路。「開明学校」や「宇和民具館」、「光教寺」への入口です。
「開明学校」
明治15年に建てられた四国最古の小学校で、正面の建物は国の重要文化財に指定されています。







「宇和民具館」

「開明学校」と共通の券で入場できます。











地元の方が蔵などを整理する際にでたものなどを譲り受けたりしてできたコレクションだそうです。
「光教寺」経由で高台の墓地へ





画面右手前の大きな屋根は「開明学校」。


旧宇和島街道を西から東へ



卯之町幼稚園。入口から建物へと続く通路の両側に植えられたカイヅカイブキ(だと思う)の巨木。




江戸時代創業の旅館「松屋旅館」の正面の入口です。現在は隣接する場所でビジネスホテルだけ営業されているみたいでした。


ビッグネームがずらり。政治関係のイベントで一緒に会食?


かなり現代的なアレンジがされている印象の建物です。




どういうこと?

通りが突き当たったところにある「宇和先哲記念館」の前に立ち、歩いてきた道を振り返って撮影。
正面奥に見える建物まで距離が約200m。この区間の道の両側が卯之町観光のメインです。

「宇和先哲記念館」前から駐車場へと戻ります

「宇和先哲記念館」前から国道方向を撮影。






インパクトのある3階建てです。


上と同じ建物を2011年に撮影したものです。街灯の中心街の表示が味わい深いです。
まとめ

保存地区は端から端まででも400m程度なので、ざっと見て回るだけなら15分くらいで大丈夫。
古い町並み自体は、同じ重要伝統的建造物群保存地区に指定されている内子や脇町などと比べると密度・規模ともに若干劣る感じで、飲食店や土産物屋などもほとんど見当たらず物足りなく感じられる方もいるかもしれませんが、
重要文化財指定の「開明学校」とその向かいにある「宇和民具館」は面白いと思うので時間をかけて見学してもいいかも知れません。
周辺にはぞうきんがけレースで有名な「宇和米博物館(旧宇和町小学校)」や「愛媛県歴史文化博物館」、43番札所の「明石寺」などもあるのであわせて回るといいと思います。

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