「ドタバタ 西高知・南予旅」の続きです。
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宿泊した土佐清水市竜串「ホテル南国」を出発し、叶崎、柏島、紫電改展示館、外泊の石垣集落、卯之町などに立ち寄りながら新居浜の自宅へと向かいます。
竜串から西へ
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「ホテル南国」での朝食。
ごく普通の内容の朝食です。納豆は苦手ですがなんとか完食です。
朝ドラを見終わったところでチェックアウト。
足摺岬へ向かうか出発直前まで迷いましたが、天気のこともあるしおとなしく西へ進むことにしました。
以前から気になっていた「柏島」は天気がどうであれ立ち寄ることにして、他はノープランです。
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宿を出て、国道321号を2キロほど西へ行ったところで、波が堤防にぶつかって激しく飛沫をあげている風景にびっくり。車を停めて数枚写真を撮ります。
叶崎
いったんは通り過ぎましたが、Uターンして叶崎(かなえざき)。
国道横の広くなっているところに車を停め、歩いて岬へと向かいます。
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車を停めたあたりから岬方向。「叶崎灯台」が小さく見えています。
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岬の先端、灯台方向へと続く歩道。
なんて事のない道のように見えるかもしれませんが、両側が崖で平均台の上を歩くような感じです。
台風が近づいていることもあり常にすごい風が吹いています。
さらに強い突風が来ないことを祈りながらへっぴり腰で無事通過です。
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「叶崎灯台」。外観は明治44年に建設された時のままだそうです。
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風で白波が立っていましたが、普段は鮮やかなブルーなんだろうなっていうのが伝わってきます。
叶崎 黒潮展望台
国道に戻り、トンネルをぬけ100mほど進んだあたりに展望台があったので再び車を停めて撮影です。
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叶崎を出て少し進んだところで国道は海から離れ、内陸部へと入っていきます。
8月初旬ですが稲刈りが終わった田んぼもちらほら見かけます。
国道321号を左折して柏島へと続く県道43号へ。
右側の山の上には風力発電の風車がたくさん見えます。
柏島
「柏島」へと続く道は道幅たっぷりでカーブも多い快適なドライブ道路。
長いトンネルを抜け、「柏島」近くの高台あたりまでやってくるとと鮮やかなブルーの海が目の前に出現します。
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台風だし、今回は次回に備えての偵察くらいのつもりでしたが充分にキレイな海です。
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「新柏島大橋」を渡り、200mほど進むと「柏島観光情報発信センター」があり、
その奥が広い駐車場になっています。
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「柏島」南側の岩場に押し寄せる太平洋の波。
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昭和42年に完成した「柏島大橋」。
この橋の下あたりの海はひときわキレイで見どころです。
手前側が柏島で奥が四国本土になります。
平成5年に「新柏島大橋」ができるまでは、島へ渡るための唯一の道路でした。
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「柏島大橋」下のブイで囲まれたエリアは海水浴場になっているらしく、大勢の子供たちが遊んでいました。
ほんの100mほど先の外洋に面したあたりと比べると、びっくりするくらい波は穏やかです。
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この細かい波がなければびっくりするくらいの透明度なんだろうなぁ。
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ネットで見た、船が空中に浮いているように見える写真は多分このあたりで撮られたんだと思います。
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「柏島大橋」を渡ったところにはさまざまなショップや宿などがあります。
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柏島にいたのはほんの30分足らず。
なのにです。快晴からの土砂降り。驚くべき天気の急変です。
雨は上や横ではなく後ろから降っている感じ。駐車場横の建物に逃げ込んだ時には、体の前半分はほとんど濡れていないんですが、後ろ半分は完全にずぶ濡れ。お尻のポケットに入れていた財布の中のお札も全濡れです。
「柏島」を離れ、雨が降ったり止んだりの中を愛媛方向へと進みます。
途中、「道の駅 すくも サニーサイドパーク」に立ち寄り休憩。良さげな車中泊スペースがあることを確認。
宿毛の市街地で国道56号に合流、雨の中をどんどん北へと進みます。
御荘の街中を通っている時、紫電改と書かれた看板を発見。
近くにあった「道の駅 みしょう MIC」に車を停め確認してみると、そう離れていないところに紫電改の展示館があることを確認、また同じ道を進んだ先に外泊の石垣集落があることも判明。Uターンです。
紫電改展示館
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「紫電改展示館」に到着です。
紫電改については戦時中の戦闘機で、海に沈んでいた機体を引き上げたというようなニュースをずいぶん前に聞いたなっていう程度の知識があるだけ。
驚いたのは入館料が無料だったこと。2〜300円程度の料金をとっても誰も文句を言わないでしょうに、何か特別な思いがあるんでしょうか。
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昭和20年7月24日豊後水道上空で米軍機と交戦、未帰還だった6機のうちの1機と言われています。
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未帰還だった6機のパイロットの写真や手記なども展示されています。
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ケースの中に飾ってあった模型を撮影です。
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お煎餅やバッジ、Tシャツなど関連グッズがいろいろと売られていました。
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行きませんでしたが、ちょっと先には展望タワーがあってとても眺めがいいそうです。
外泊 石垣の里
道沿いの休憩所の駐車場に車を停めて散策開始です。
天気が回復し、後ろ半分がずぶ濡れだった服もようやくほぼ乾いてきました。
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海の堤防から「外泊 石垣の里」全景です。
石垣はもちろん素晴らしいんですが、海も驚くべき透明度です。
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かなりの急傾斜地に石を高く積み上げてできた独特な景観の集落です。
石段は土台としてだけでなく、塀として使われているケースも多いようでした。
集落内には縦横に道が張り巡らされています。
そんなに広いエリアでもないので30分も歩けば一通りは見て回れると思います。
国道56号に戻り、再び宇和島方向を目指します。
この時点で午後3時前だったのでもう1箇所くらいどこかに行けそうです。
宇和島でお城や天赦園に行くか、八幡浜でちゃんぽんを食べるか、大洲で臥龍山荘に行くか、いろいろ考えましたが結局は西予市の卯之町に行ってみることにしました。
無料の高速区間を利用し、宇和島城などを横目に見ながら一気に卯之町を目指します。
西予市宇和町卯之町にて
卯之町の街並み
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卯之町の街並み散策には、まちなみ広場の駐車場が駐車台数少なめではありますがおすすめです。
卯之町は今回が2度目ですが、前回は30分もいないくらいの感じだったのでゆっくり散策するのは今回が初めて。
周辺は宇和島街道沿いに形成された在郷町で、江戸時代から昭和初期にかけての街並みが残っており、
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
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開明学校裏の高台からの眺望です。
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開明学校
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明治15年に町民の寄付で建設された、四国では最も古い小学校校舎です。
和洋折衷の感じがなんとなく明治を感じさせてくれる、国の重要文化財です。
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内側は完全な和風ですが、窓のアーチがアクセントとして効いていますね。
仕方がないんでしょうが、LEDのライトはちょっと場違いです。
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同著? ってことで調べてみたところ、「学問のすゝめ」は明治5年から約4年に渡って17編までシリーズで発行されていて、初編のみ小幡篤次郎との共著なんだそうです。
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右上の“ろば”って何?
変体仮名を調べてみたところ、“ろ”だと思った文字は“そ”であることが判明。
絵から察せよって感じですが、調べるまで全然わかりませんでした。
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桁数多め。大変そう。
明治時代の教科書などが多数展示されています。
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ひとつ上の写真の右端にある植物図左上部分の拡大です。
小野 職愨(おの もとよし)はNHKの朝ドラ「らんまん」に出てくる野田基善(のだ もととし)のモデルになった人。「らんまん」では田辺誠一さんが演じています。
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開明学校は二階建てで、木造の二つの階段があります。
宇和民具館
「開明学校』のすぐ向かいにあります。
開明学校や民具館を見学するには入場料(700円)が必要です。
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地元の方が蔵などを整理する際にでたものなどを譲り受けたりしてできたコレクションだそうです。
広いスペースにさまざまなものがキレイに飾り付けられてます。
目にも楽しい豊かなコレクションで、思いがけず楽しい時間を過ごすことができました。おすすめです。
あと、徒歩可能圏内に「愛媛県歴史文化博物館」や雑巾掛けレースで有名な「宇和米博物館」などもありますので時間と体力に余裕のある方はぜひ。
虹がでました
高速代をケチって伊予インターで高速を降りました。
伊予市から砥部町経由で東温市の「さくらの湯」へ向かっていましたが、その間ずっと正面に虹がでていました。
まれに見る立派な虹で、もっとはっきりしている時間帯もあったんですが、だらだら走り続けているうちにだんだん薄くなってしまいました。
コンビニの駐車場に車を停めて急いで撮影です。
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虹の足元のところが2重になっているのがわかるでしょうか。
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一部欠けた部分はありますがほぼ完全体のキレイな虹です。
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