① まさか自分が… がっつりカードを不正利用されました
2021年12月20日、松山から戻る途中、立ち寄った東温市の温泉施設を出たところで電話がかかってきました。
0432ー○○○ー△△△、特に心当たりもなく何かの勧誘だろうくらいに思ってスルーしていると、しばらくして今度は0120ー○○○ー△△△からショートメールが入りました。
文面は
【カードご利用確認】ご連絡をお願いします。0120ー○○○ー△△△
イオン銀行(業務委託会社)イオンクレジットサービス
電話番号の初めの4桁の後の数字(○○○ー△△△)が2度の連絡で全く同じだったので、これは何かおかしいと思い番号をグーグルで調べてみました。
通販サイトやカード会社などを名乗った不審なメールは日常的で今回も怪しいとは思いましたが、相手先が実在するちゃんとした会社らしいことがわかったので、恐る恐る電話してみました。
電話に出た女性の担当者に、少し前に電話やメールで連絡があったことを伝えます。
いくつか質問を受け、こちらの本人確認がとれたところで、衝撃の事実が伝えられました。
「つい最近341,975円の利用がありますが、心当たりはありますか。」
自分は当時カードはほとんど使ってなかったし、ましてやそんな高額な買い物などまったく心当たりがありません。
同居の家族や知り合いなどが使ったことは考えられないかなど聞かれましたが、そんな可能性は全くないことを伝えます。
この時点で不正利用されたと認めていただいたようで、以降はこの後の手続きなどの話になりました。
今回の不正利用は別件の不正利用被害を調べている際に判明し、連絡をしていただいたとのこと。
※電話の際のやりとりなどすべて憶えている訳ではないので、大筋は間違っていないと思いますが、抜け落ちている部分があるかもしれないし、言い回しなどは必ずしも正確ではありません。
② 不正利用発覚後の手続きについて
●カードは即時停止で再発行手続きに入ることに。 ※番号が変わったカードは8日後(12/28)に書留で受け取りました。
●自分がしなければならない手続きは、後日送られてくる書類に必要事項を記入して返送することくらい。すでに出ている請求を止めるなどの作業などはすべてカード会社の方で行ってくれるとのこと。
●クレジットカードをつくる際一緒に申し込んだETC専用カードはクレジットカードと番号が異なるためそのまま使えるとのこと。
●不正利用されたカードの利用履歴は新しい番号のカードにそのまま引き継がれましたが、自動引き落としになっているサブスクなどいくつかのサービスについてはそれぞれ口座再登録の手続きが必要でした。
③ 過去のカード利用履歴を調べてみました
今回の不正利用の件が一段落したところで、過去の利用や請求も一応確認しておこうとイオンカードのサイトにログインしてページを開いてみました、ここで2度目の大ショック。心当たりのない取引が次々に判明です。
利用日 | 利用先 | 金額(円) |
2021.07.08 | アツプルドツトコム | 120 |
07.18 | 〃 | 120 |
07.18 | 〃 | -120 |
08.05 | 〃 | 153 |
08.05 | 〃 | -153 |
08.13 | 〃 | 153 |
08.13 | 〃 | -153 |
08.29 | 〃 | 153 |
09.17 | 〃 | 2948 |
09.17 | 〃 | 4900 |
12.13 | メルカリ | 119999 |
12.13 | 〃 | -119999 |
12.13 | 〃 | 341975 |
12.15 | 〃 | 499800 |
12.15 | 〃 | -499800 |
以上が、まったく心当たりのない利用履歴の一覧です。利用日と同日に利用額と同額が差し引かれるケースが5回もありますがこれは一体なんでしょう。
色々聞いてみましたが、カード会社ではそれぞれの金額が何の利用分かまではわからないようで、具体的なことはまったく教えてもらえません。
そこで、まずはアツプルドツトコムと書かれた利用先から問い合わせてみることにしました。アップルじゃなくてアツプルなのが気になるところです。
自分はアップルユーザーなので何かの有料サービスを知らないうちに使っているという可能性も無くはないのでアップル問い合わせ窓口の担当に何の利用分か問い合わせてみました。
名前や電話番号、メールアドレス、アップルIDなど思いつくものすべてで検索をかけていただきましたが、利用履歴は一切ありませんでした。アップルと今回のアツプルは別物ということなんでしょうが訳がわかりません。
もう一方の利用先のメルカリについては、名前は知っていますが一度も利用したことはありません。もちろん、利用履歴はありませんでした。
④ 被害を最小限におさえるには
カードの紛失盗難やスキミング、フィッシング詐欺、店舗や会社からの情報漏洩などさまざまな原因があってカードの不正利用が行われます。個人情報が何らかの理由でもれ、悪質な犯人に狙いをつけられた場合、逃げ切ることは正直難しいかもしれません。ただ、被害を最小限におさえることは可能です。自分の体験を踏まえて、いくつか思いついたことを書いておきますので参考にしてください。
●カードの利用明細のチェックをこまめに行い、不正利用が疑われる場合は速やかにカード会社に連絡を入れる。
カード不正利用の補償にはそれぞれ定められた期限があります。紙明細やウェブ明細など確認して不正が疑われる場合は速やかにカード会社に連絡を入れましょう。少なくとも月に1回の確認は必須です。
自分の場合、イオンカードは不正利用があった日から60日以内が補償の対象だったため、12/13のメルカリ341,975円は補償(請求ストップ)されましたが、61日以前の利用分(7/8 120円、8/29 153円、9/17 2,948円・4900円)は補償の対象となりませんでした。※上に掲載の表参照。
高額の利用があった場合、連絡をもらえるサービスがある場合などはぜひ活用してください。
※自分の場合は行いませんでしたが、警察へ被害届を提出し、警察の受理番号をカード会社に連絡するという手続きもいろいろな面で推奨されると思います。
●カード会社からの連絡を見逃さない。
カード会社は常に不正利用がないか監視しているそうで、運が良ければ連絡(自分の場合は電話とショートメールでした)をもらえます。カード会社や通販会社を語った詐欺メールが日常化しているなか難しいかもしれませんが、これを見逃さないことが本当に重要です。電話番号を検索するなどして、相手先が自分の利用中のカード会社だとわかった時は必ず返信をしましょう。
●カードの適切な管理
カードの紛失や盗難が原因で不正利用された場合、ちゃんと裏面にサインをしていたか、暗証番号が適切に管理されていたかなどが、補償を受ける際問題になってくるそうです。注意しましょう。
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