高知県安芸市で「野良時計」や「岩崎弥太郎生家」
「土居廓中」の町並みなどを散策です

先日訪問した高知県「安芸市」の紹介です。

「安芸市」は高知市から約40km東にある高知県東部最大の町(人口は約14000人)。

観光客にとっては見どころの多い町でもあり、

今回は有名な「野良時計」や「岩崎弥太郎生家」、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「土居廓中」の町並みなどを紹介させていただきます。

「安芸市」へと向かいます

愛媛や香川から向かう場合は高知自動車道を利用して南国インターを目指すのがいいと思います。

その後は国道32号線を南に進み、なんこく南インターから高知東部自動車道(無料)に入り芸西西インターまで進み、その後は国道55号線で東へと進みます。

高知自動車道の南国インターから安芸市中心部までの距離は約35kmで、所要時間は50分程度です。

2025.7.28

野良時計

2025.7.28

「野良時計」横の駐車場に到着です。

2025.7.28

「岩崎弥太郎生家」や「内原野公園」まではそれぞれ2km以上あるので車で移動したほうがいいですが、

「土居廓中」の街並みや「安芸城」は徒歩圏内なのでここに車を停めて散策すればいいと思います。

2022.4.25

安芸といえばの「野良時計」です。

まだほとんどの人が時計を持っていなかった明治の中頃、地主の畠中源馬が作成し自宅に設置したもので、付近で農作業をする人たちの役に立っていたんだそうです。

2025.7.28
2025.7.28

7月の下旬頃にはひまわりが満開になりますが、開花期間はとても短いのでSNSなどで開花状況を確認してから出かけることをおすすめします。

「土居廓中」重要伝統的建造物群保存地区

「土居廓中」は“どいかちゅう”と読みます。

“土居”というのはこのあたりの地名で、“廓中”は城下町の中心部を指す言葉で武家屋敷などが立ち並ぶ地域を指す言葉です。

2025.7.28

「野良時計」から200mほど北に行ったあたり、公民館の敷地内にある歌碑です。

弘田龍太郎は安芸市出身の作曲家で、2006年に選定された日本の歌百選にも4曲(靴が鳴る・叱られて・浜千鳥・春よ来い)が選ばれています。

※「鯉のぼり」は“やねよ〜りた〜か〜い〜♪”ではなく“い〜ら〜か〜のな〜み〜と〜♪”の方です。

公民館の北側の通りからお城にかけてが保存地区です。

2025.7.28

大きさの違う石で2層になっていたり、一部は瓦が練り込まれていたりと非常に興味深い塀です。

2025.7.28
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2022.4.25

この地区でよく見られるドヨウダケの生垣です。

2025.7.28

自然の石を並べた側溝もこのエリアの特徴的な風景です。

2025.7.28

ウバメガシの生垣です。

ドヨウダケと同様、この地区でよく見られる景観です。

2025.7.28
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気がついた限りでは茅葺きのお宅も一軒だけ残っているみたいでした。

2025.7.28

南北の通りの一番奥にあった慰霊塔です。

2025.7.28
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立派な4段の水切り瓦です。

2025.7.28

安芸市内の各地で見ることができるフタのされていない川。

きれいな水の上に覆い被さってくる柿の木。いい感じです。

一般公開の「野村家住宅」
2025.7.28
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「安芸城」周辺

2025.7.28
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お堀にはハスがびっしり。

2025.7.28
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端の方では少しだけ睡蓮も咲いていました。

2025.7.28
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戦国時代にあったお城の跡です。2〜3分で簡単に登ることができます。

2025.7.28

すぐ横にあるお城風の建物は「安芸市立書道美術館」。

2025.7.28

城山の南側部分ですが、木と石垣のバランスが何かおかしい。

2025.7.28
2022.4.25
2022.4.25

春に来た時は山吹が花盛りでした。

2022.4.25

すぐ横には桐の大木があって、散った紫の花が地面を埋め尽くしそうな勢いでした。

2025.7.28

セミが重なった状態でバタバタと飛び回ってました。交尾中?

2025.7.28

「安芸川」の土手上を走る道から撮影。中央のこんもりした山が「安芸城」の城山です。

「岩崎弥太郎生家」

幕末を生き、後に三菱を立ち上げた「岩崎弥太郎」の生家です。

2025.7.28

「岩崎弥太郎生家駐車場」。

「野良時計」横の駐車場から約2km、5分で到着です。

2022.4.25
2025.7.28
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まさかの定休日。以降は以前に撮影したものを掲載です。

2019.8.11
2019.8.11
2022.4.25

岩崎家の家紋である“重ね三階菱”。

2022.4.25

スリーダイヤでお馴染みの三菱マークもありました。

2022.4.25

日本列島に見立てて置かれた石。

2019.8.11
2022.4.25

開放時間】9:00~16:30(17時閉門)

【入 場 料】無料

【定 休 日】月曜日(休日の場合は翌日)、年末年始

2025.7.28

すぐそばには弘田龍太郎「春よ来い」の歌碑がありました。

その他

2025.7.28

「内原野陶芸館」。

高知在住の作家さんの作品が販売されています。

今回はマンガン釉の黒いぐい呑みを購入しました。

陶芸教室も開かれています。

2025.7.28

市街地から3キロほど東に進んだところにある「伊尾木洞」については、当ブログの記事

高知県安芸市にある「伊尾木洞」を紹介 国道横駐車場からわずか100m先にある別世界です

をご覧ください。

2022.6.27

「安芸しらす食堂」の釜あげちりめん丼。ふわふわ食感でとっても美味しいですよ。

まとめ

阪神タイガースのキャンプ地としても知られる安芸市は高知東部で一番大きい町。

とはいえ、人口1万4千人程度のこぢんまりとした町で、モネの庭や室戸岬などに向かう際、素通りされる方が多いかもしれませんがいくつか見どころのある町でもあります。

自分的には国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「土居廓中」の町並みが一番のおすすめ。道幅や側溝、生垣など当時の雰囲気を感じさせてくれる景観が見どころです。

規模の小ささや残っている建物の数など、他の重要伝統的建造物群保存地区と比べて若干弱いのは否めませんが他の見どころである「野良時計」はすぐそばですし、「岩崎弥太郎生家」まで足を伸ばしても車で5分程度です。

狭い範囲に見どころが集中していてるのでぜひ行ってみてください。

焼物に興味がある方は「内原野陶芸館」に立ち寄ってみてもいいかもしれません。

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