7月末 「モネの庭」のブルービー

「ブルービー」について

「モネの庭」では毎年夏になるとブルービーがやってきます。

ブルービーの正式名称はナミルリモンハナバチ

九州や四国、本州などに生息しているそうですが、個体数が少なくどの地域にどのくらいいるのか、どういう生態なのか詳細はまだまだ不明な点が多いみたいです。

ひときわ鮮やかな青の紋様に加えその希少性のためでしょうか、“幸せを運ぶ青い蜂”などとして親しまれています。

写真は昨年のものですが、今年も7月の中頃からみなさん写真を撮られているみたいです。

※掲載の写真はすべて2022年7月25日に撮影したものです。

「花の庭」のブルービー

インスタやTwitterでブルービーの目撃情報を確認したうえで2022年7月25日に「モネの庭」を訪問しました。

いつも通りまず「水の庭」に入り、「ボルディゲラの庭」へ移動。

かなり念入りにブルービーを探しましたがまったく見つけられません。

半分あきらめ気味で「花の庭」へ移動。

階段を降りたところから時計回りに回り、ほぼ1周し終えた所で発見です。

噴水のすぐそばの「オミナエシ」の黄色い花の周辺で虫が飛び交っていてじっくり見ていたんですが、最初に確認できたのは茶(オレンジ?)系のほっそりした個体でこれじゃないよねなどと思った直後に1匹目のブルービーが目の前に登場です。

他の蜂とは明らかに違うひときわ鮮やかな青の紋様なので一瞬でブルービーであることを確信。

30分くらい撮影を続けましたが、合計で5匹くらいは飛んでいたと思います。

ブルービーの撮影について

ブルービーは小さい。そして速くてほとんど止まらない。撮影はめちゃくちゃ難しいです。

動く被写体をほとんど撮ったことのない自分ですが、気づいた点をいくつか書かせていただきます。

①望遠レンズを使いましょう。

ブルービーの体長は10〜15mm程度。一円玉の直径が20mmなのでその小ささがわかると思います。撮影距離は1m前後が多かったと思います。実験してもらえばわかると思いますが、広角レンズ使用で1m先の1円玉は点にしか写りません。望遠になればなるほどピントの合う範囲は狭くなりますが、そんなことはいってられません。望遠レンズの利用は必須だと思います。

※自分はテレ端が300mmのズームレンズを使ってましたが、終わってみれば撮った写真の約7割が300mmでの撮影でした。

②高速シャッターを使いましょう。

望遠レンズは大きいので手ぶれしやすいです。ブルービーの場合は動く被写体で、撮影距離も近いのでできれば1/1000秒は確保したいです。手ぶれ補正機能がある場合は必ず使いましょう。微妙にブレた写真は目も当てられません。必要な場合はISOをどんどん上げましょう。

※上の写真は1/640秒か1/1000秒で撮影しています。このくらいのスピードだと羽は止まりませんが体はシャープに写すことができます。

③なるべく絞りこみましょう。

2、3秒でも同じ場所に留まってくれたら多少はピントもあわせやすいんでしょうが、ひと所にじっとしていることはほぼありません。ずっと動いている印象です。望遠レンズ使用、至近距離での撮影なのでピントの合う範囲はほんのわずかです。なるべく絞り込んでピントの合う範囲を広げましょう。

④数で勝負

ピントを合わせるだけでも一苦労な被写体です。構図などを考えている暇はありません。とにかく数を撮って、その中からいい写真を選ぶという作業が必要です。もう十分と思ったところからもうひと粘り。角度やシャッタースピード、絞りなどいろいろ試して撮ってみましょう。

⑤トリミング

300mm程度の望遠レンズを使っただけでは、ほとんどの写真で被写体が小さくしか写っておらずスカスカのつまらない写真になってしまっていると思います。現在のカメラのほとんどが驚くべき高画質です。フォトショップや無料の画像補正ソフトなどを使ってどんどんトリミングしましょう。

7月25日「モネの庭」にて

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