2024.2 東京2泊3日
美術館巡りの旅 1日目

2024年2月の初旬、2泊3日の東京旅行で美術館6館を回った際の日記です。

今回はその1日目、新居浜を出発して東京入りするまでのあれこれと、

アーティゾン美術館」「東京国立近代美術館」での美術鑑賞記、宿泊した「アパホテル 上野広小路」を紹介する記事です。

メインは、今回の旅で出会ったアート作品のうち気に入ったものの紹介ですが、自分の日記的な記事でもあるのでかなりごちゃついてます。不要な部分はどんどん飛ばして読み進めてください。

1日目 新居浜→東京

ジェットスター利用で成田空港へ

今回は久しぶりに飛行機です。利用したのは松山と成田を結ぶ格安航空「ジェットスター」

直前の予約でしたが、公式サイトからの予約で行きが10,290円、帰りが6690円。

行き帰りそれぞれ880円の追加料金を払って窓側の席を確保。手数料や税金なども含めて支払い総額は往復で20,800円でした。

空港までの交通ですが、ジェットスター利用の場合、乗合タクシー利用だと行きはいいんですが帰りに空港で1時間以上待たないといけないみたいだったので断念、自分の車で行くことにしました。

西条インター辺りからだと松山道、松山外環状道路利用で空港の駐車場まで45分くらい。近くなりましたね。

ネットで事前チェックイン(搭乗券受取)を済ませていたので空港では、スマホに表示されるQRコードを提示するだけ。便利だけど初めてだったのでドキドキです。

飛行機はほぼ満席。富士山が見える側の窓際(行きなのでA席)を確保していたので、30分くらいずっと富士山を見てました。

バスで成田空港から東京駅へ

飛行機から降りた後、東京駅行きのバス乗り場までは数百メートル歩く必要があります。

鉄道利用の場合はさらに数百メートル歩かなければならないので、特に事情がない方は料金も安いしバスで充分だと思います。

第3ターミナルのバス乗車券売り場で東京駅までのチケットを購入(事前の予約はできません)します。

さまざまな目的地行きのバスが出ていますが、東京駅行きのバスは10分刻みくらいで発車するのでとても便利。東京駅までの料金は1,300円です。

約1時間で東京駅の日本橋口に到着。

歩いてアーティゾン美術館へと向かいます。

途中で八重洲の地下街に降りて「とんかつ和幸 ヤエチカ店」でひれロース盛合せご飯1,480円と生ビール。カウンターでしたが広い座席でゆったり。ご飯やキャベツ、しじみの味噌汁などおかわり自由でした。

DSC_0910

チェーン店らしいですが、ご飯が良かったです。粒がしっかりとした感じで自分好みの炊き加減。最近利用した四国の飲食店や宿ではべちゃべちゃ10連敗中って感じだったのでこれだけでも嬉しかったんですが、槌目入りのアルミの急須で出されるたっぷりのお茶もしっかりしていて、今回は当たりです。

① アーティゾン美術館

東京に来たら必ず立ち寄るお気に入りの美術館です。

東京駅の八重洲口からだと歩いて約5分。地下街を通ってすぐ手前まで行くこともできます。

※アーティゾン美術館に名称が変わってからは入館が時間指定ありの予約制になったので注意が必要です。

今回の企画展は「マリー・ローランサン ― 時代をうつす眼」展

パンフレット 表表紙
パンフレット 中面左
パンフレット 中面右
パンフレット 裏表紙

事前の勉強もなく、あのパステルのふんわりした絵を描く女性の画家さんねってくらいの知識しかない状態で会場に突入です。

1920年代のパリで活躍した画家さんで、ピカソなどとも交流があったようです。成功した女性の画家としては最初期の方らしいです。

マリー・ローランサン「帽子をかぶった自画像」
マリー・ローランサン「椿姫 第3図」
マリー・ローランサン「女と犬」
マリー・ローランサン「二人の少女」
マリー・ローランサン「三人の若い女」

数十点のマリー・ローランサン作品を見て、嫌な感じは特に何もないんですが、すごくいいなって感じもあまりなくて比較的気に入った作品の写真を5点だけ撮ったんですが、うち4点がパンフレット掲載作品と丸かぶり。若干の拡大版ってことでご容赦ください。

以下は、ローランサンと同時代の作家ということで紹介されていた別の画家さんの作品。

いいなと思った数点をご紹介です。

ケース・ヴァン・ドンゲン「シャンゼリゼ大通り」
アメデオ・モディリアーニ「若い農夫」
パブロ・ピカソ「ブルゴーニュのマール瓶、グラス、新聞紙」
ロベール・ドローネー「街の窓」
藤田嗣治「人形を抱く少女」

以上で、マリーローランサン展はおしまい。

エスカレーターで下の階へと進みます。

5階と4階はアーティゾン美術館所蔵作品による「石橋財団コレクション選」展。

自分にとってはここからが本番です。

クロード・モネ「睡蓮」

部屋に入って一番最初に展示されていたのが、この睡蓮。いつ見ても素晴らしいですね。

エドガー・ドガ「レオポール・ルヴェールの肖像」

以下数点新収蔵作品が続きます。

モーリス・ド・ヴラマンク「色彩のシンフォニー(花)」(新収蔵作品)

美しい作品です。色使いや構図など一目で好きになりました。

アンドレ・ドラン「ヴァイオリンを弾くヴラマンクの肖像」(新収蔵作品)
ヴァシリー・カンディンスキー「3本の菩提樹」(新収蔵作品)
パウル・クレー「双子」(新収蔵作品)
パウル・クレー「小さな港」(新収蔵作品)
田中信太郎「Heliotrope2008」(新収蔵作品)
元永定正「無題」(新収蔵作品)
野見山暁治「予感」(新収蔵作品)
今井俊満「キリスト」(新収蔵作品) 

いいなと思って写真を撮った作品のうち、上記の9点が新収蔵作品。大量です。

もう本当に素晴らしい。いつも思いますがなぜアーティゾンだけこんなことが可能なんでしょうか。

マーク・ロスコ「無題」
猪熊弦一郎「スカイ・トライアングル」
尾形光琳「孔雀立葵図屏風」
酒井抱一「芥子藪柑子図」
セルジュ・ポリアコフ「コンポジション」
菅井汲「黒い雲 1962」

アーティゾンを出たのが16時半でちょっとだけ寄り道をした後、上野広小路のアパにチェックイン。荷物を置いてすぐ、東京国立近代美術館へと向かいます。

② 東京国立近代美術館

美術館到着が17時半。いつもなら閉館している時間ですが今日は土曜日なので20時までOK。

現在は企画展が開催されておらず常設展だけ、しかも17時以降の入場ということで入場料は300円

国内最大規模を誇る美術館で、質・量ともに申し分のない展示がたったの300円ですよ。信じられますか。チケット売り場に並ぶこともなく、館内の鑑賞者もまばら。激おすすめです。

パウル・クレー「花ひらく木をめぐる抽象」
萬鉄五郎「裸体美人」
深沢紅子「立てる少女」
甲斐仁代「自画像」
山口薫「荒れた小さい菱形の沼」
河原温「10,Okt,1974」「11,Okt,1974」<I GOT UP>より
松本晃「新聞(2)」
高梨豊「町」より 本郷 文京区本郷四ノ三五ノ四 うさぎや
高梨豊「町」より 神田 千代田区淡路町二ノ八 加島屋酒店

70年代写真界の中心にいた写真家「高梨豊」さんの作品です。

大きなカメラを三脚に据えて、垂直の線をきっちり出しながら街の風景を緻密に描写したシリーズです。タイトルには地番が入っています。

芹沢銈介特集 展示風景
芹沢銈介 カレンダー展示風景
ジェルメーヌ・リシエ「蟻」
アントニー・ゴームリー「反映/思索」
李禹煥「線より」
野見山暁治「風景(ライ・レ・ローズ)」

昨年、102歳で亡くなられた画家「野見山暁治」さんの作品。

今日行ったアーティゾンでも特集が組まれていて数点展示されていましたが、今の自分にはもうひとつピンとこず。近美でも他に7点ほど展示されていましたが、この日唯一いいなと思ったのがこの作品。

青木野枝「球曇 7]

鉄を使った作品で知られる作者の平面作品です。

宮本隆司「神戸 1995」より
宮本隆司「神戸 1995」より

木村伊兵衛賞受賞写真家によって撮影された阪神・淡路大震災直後の神戸の風景です。

しつこいですが、絵画、彫刻、写真などこれだけ質の良いものをたくさん見れて300円ですよ。金曜土曜17時以降の東京国立近代美術館、本当におすすめです。

アパホテル上野広小路

最寄りの駅は、JRの御徒町駅や地下鉄銀座線の上野広小路駅ですが、

秋葉原駅や上野駅などまで歩いても徒歩10分程度。買い物や食事で困ることはまずない便利な立地です。

9階の部屋の前から下側を撮影。建物の中央部分が吹き抜けになっています。

部屋の入り口のドア付近から内側を撮影。

部屋の奥から入り口方向を撮影です。

テレビがとにかく大きいです。50型くらい?

地デジ、BSだけでなく映画やお笑い、アダルトまですべて無料で楽しむことができます。

アパホテルお馴染みの風景です。

楕円形の浴槽。お湯が結構勢いよく出るので、浴槽にお湯をはる場合もそう時間はかかりません。

夜食

今年もまた深夜に部屋を抜け出してラーメンです。

行ったのはホテルから100mほどのところにある「豚山」という二郎系のお店。

運よく2人待ちで座ることができましたが、その後はずっと10人ほどの行列ができていました。

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