2023.1 東京2泊3日の旅

1日目 新居浜→東京

朝7時、自宅前で運転手に3500円を渡して予約の乗合タクシーに乗車。

2日前には雪で通行止めだった高速も無事通過し、定刻より5分早く松山空港到着。

空港は多数のSP(正確には県警警護員)がいてものものしい警備。ANA584便で羽田へ出発。

羽田からは京急。品川と渋谷で乗り換えて用賀駅。時間を稼ぎたかったのでタクシーで世田谷美術館へ。

「祈り・藤原新也」展(←展覧会についてはこちらをクリック)

ちょっと時間を使いすぎたので、今日中にあと2ヶ所美術館をめぐることは断念。歩いて用賀駅。渋谷経由で恵比寿へ移動。駅前の富士そばで遅い昼食。

歩いて山種美術館へ。

特別展と銘打たれた展覧会は

「日本の風景を描く―歌川広重から田渕俊夫まで―」(←展覧会についてはこちらをクリック )

約1時間半滞在した後歩いて恵比寿駅へ。

途中、渋谷橋歩道橋のらせん階段を駆け上がろうとしたところで両足が同時につりそうに。こんなことは初めてだったので焦りました。恵比寿からは山手線で秋葉原駅。

秋葉原ワシントンホテルにチェックイン。今回で3度目。部屋は8階で窓を開けると隣の壁。テレビも寝た時に正面ではなく足元右側の壁につけられてて非常に見づらい。今回の部屋はいろいろと残念でした。

ちょっと休憩した後、夕食へ。

ホテルから歩いて5分。以前ふらっと立ち寄って印象の良かった中華「順順餃子房」。

人気の店でほぼほぼ満席でしたが、なんとか座ることができました。

晩酌セット858円はビールと餃子と棒棒鶏の組み合わせで注文。ボリューム感もあって非常にお得なのですが生ビールの味が微妙で、餃子は焼き過ぎで硬くなっていました。

その後は青島ビールや生搾りレモン酎ハイを飲みながら豆苗炒めとエビチャーハン。この2つは安定の美味しさです。まわりの席では鉄鍋を火にかけている人が多い。次回来ることがあったらぜひ食べてみたいですね。

約1時間、お酒3杯に料理が4皿で3080円。ビールと餃子さえ普通に出していただけてたら最高だったのに。

ヨドバシカメラで発売前のパナソニックS5Ⅱをチェック。ブックオフで文庫を2冊、コンビニで飲み物とスイーツを買ってホテルに戻る。

2日目 東京

3階フロント横の朝食ビュッフェ会場へ。楽しみにしていた食べ放題。今回はツアー料金に組み込まれていたが、別に注文する場合は宿泊者の場合大人料金で1980円、その他の方の場合は2750円というなかなかな価格設定。

木の桶にたっぷり入ったいくらやマグロ、サーモン、あとローストビーフあたりが目玉で、和洋の食材や飲み物、スイーツなどがずらり。

センサーに手をあてスライドすることで簡単にナイロン手袋をつけられたり、量を指定してご飯を茶碗に盛ってくれる機械などは初めて見ました。

ご飯は小にして上にのせる物をいろいろ変えながら、何度もお代わりするのが楽しい。

歩いて日本橋、京橋方面へ。

アーティゾン美術館「パリ・オペラ座-響き合う芸術の殿堂」展。

3フロアのうち2つがこのオペラ座展。撮影可能な作品もあるということでカメラを持ち込みましたが、絵画などはほとんどが撮影不可。結局は入り口で上の1枚を撮っただけでした。

バレエをしてるらしい女の子が親に連れられて多数来館していて、衣装や小道具、関連の作品などを鑑賞していましたが、自分はこのあたりまったく興味がないのでスルー。

この展覧会で唯一じっくり見たのはドガの「バレエの授業」。オルセー美術館から借りている作品で、画集などにもよく登場するドガの代表作のひとつ。モチーフはもちろん、色合いや右下に大きく余白をとった構図などドガ感満載の1点だと思います。

移動して4階。自分にとってはここからが本番、所蔵作品ということで撮影もOKです。ただ、約半分の特集展示「Art in Box ーマルセル・デュシャンの《トランクの箱》とその後」は守備範囲外。実質はちょっと少なめ46点です。

「石橋財団コレクション選」展(←展覧会についてはこちらをクリック)

三菱一号館の横を通り、少し迷いながら昨年10月丸の内に引っ越してきた静嘉堂文庫美術館。

「初春を祝う ―七福うさぎがやってくる!!」展。

お目当ては1点のみ。国宝の曜変天目(稲葉天目)です。なにかまあ色々と特殊な器ではありますが、時々見たくなりますね。いつでも写真で簡単に見られますが、やっぱり実物はいいものです。

皇居の横を歩いて竹橋方面へ。

走る人、自転車を走らせる人が本当にたくさん。次々に追い抜かれていきます。

昼過ぎですがお堀にはまだうっすらと氷がはっています。

大手町のビル。

旧気象庁。この微妙な塗装の剥げ方は??

パレスサイドビルディング。林昌二氏設計の大型オフィスビル。エレベーターなど共用部分を収める白い2つの円筒部分が特徴的な昭和の名建築。

手前から順に4、5、6ってことらしいが、何か不思議な住所表示。

東京国立近代美術館に到着。

「大竹伸朗展」(←展覧会についてはこちらをクリック)

「MOMATコレクション」展(←展覧会についてはこちらをクリック)

急きょKさんと合流することになり、神保町交差点で待ち合わせ。

歩いて神田明神。鳥居を入ってすぐ左側には、いつの間にか道の駅のような土産物屋が出来ていて賑わっています。

アニメとのコラボといい、独特な進化を続ける神社です。

歩いて御徒町方面へ。

狙っていた「羊香味坊」はいっぱいで入れず。

駅付近をさまよったあげく「串焼・海鮮 一鉄」に入る。食べログの評価もそこそこで、そんなに混んでもなかったしあまり期待してませんでしたが、色々と美味しい。

ガード下なので定期的に騒音と振動はやってくるし、注文の品が出てくるスピードも早くはない。でも、串焼きや刺身、揚げ物や漬物などいろいろいただいたがどれも美味しくて嬉しい誤算でした。

ただ、これからブログを始めるという時に、カメラより先にジョッキや箸に手がいってしまい、すべて食べ終わった後に写真を撮り忘れたことに気づくという大失態。

Kさんと別れ、先ほど店を探してさまよっている時に偶然見つけた銭湯「燕湯」に行ってみました。

昔ながらの雰囲気を残したそそられる外観。登録有形文化財らしい。

脱衣場だけでなく浴場まで見渡せるような模範的な番台がありました。入浴料500円を払い、20円でタオルを借りる。浴室には富士山の絵。天女が空を舞い、積み上げた岩の中央をペンキ絵の滝が流れています。

閉店間際ということもあってか約20人が入浴中で大賑わい。で、びっくりしたのは自前の入浴セットを使っているのが2人だけってこと。他の人は入口付近の台の上に置かれたボディーソープとシャンプーのポンプを次々交代で押して利用していました。初めて見るスタイルです。

ホテルへ戻る途中、秋葉原の大通りでは寒い中たくさんのメイドさんが客引中。

また、甘いものを食べてしまいました。

3日目 東京→新居浜

昨日に引き続きホテル3階でバイキングの朝食。メインの海鮮ネタですがイクラとマグロはそのままでサーモンがホタテと赤エビに替わっていました。後は大体昨日と同じだったはず。昨日食べなかった食材や飲み物をいろいろいただきました。美味しいし、楽しいんだけど2日連続だとやっぱりありがたみは半減って感じ。かなり高額な価格設定ってこともあって他の選択肢もありかなと思いました。

チェックアウトして日比谷線で六本木。

六本木ヒルズ森タワー53階、森美術館。

「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」展(←展覧会についてはこちらをクリック)

美術館を出て52階。展望台の案内を見て、久しぶりに高いところから写真を撮ってみるのもいいかなと。シティービュー(2200円)と屋上(500円)の2択でしたが今回は行ったことのない屋上へ行ってみることにしました。

海抜270m。スカイツリーには負けますが、東京タワーの上の展望台よりも高い。いずれにしてもえぐい高さです。屋上はもちろん完全な屋外で、ヘリポートを囲むように遊歩道が作られています。

横には柵があるし、柵の外側にも余白がたくさん。歩道の幅もたっぷりあるんですけど、やばいんです。透け感のせいでしょうか。若干足が震えます。高所恐怖症の人で歩けなくなる人もいるそうです。

渋谷方向。天気が良ければ中央奥に富士山が見えるはず。

東京タワーと左手奥にはスカイツリー。

青山霊園越しに新宿のビル街。中央右の緑が新宿御苑で左は明治神宮の森。以前52階のシティービューから見たときは青山霊園の全景が見えたはず。屋上からだとガラスの映り込みは気にしなくていいんですが足元の風景がかなり見えにくくなるようです。

若干屋上の興奮が残る中、近くの中国料理店「中国飯店」へランチに出かけますが待ち時間が長くなりそうだったので断念。入り口でほんの30秒ほどの滞在でしたが雰囲気、接客ともすごく好印象。日比谷線で銀座へ。

松屋銀座でデパ地下をぶらり。千疋屋総本店では我が地元愛媛の高級柑橘「せとか」が1個2700円で売られていました。8階に上がりとんかつ「恵亭」。グラスビールとロースカツ定食。ご飯や味噌汁、キャベツに漬物までおかわりができるとのこと。落ち着いた雰囲気、広い座席でのんびり食事。またまた写真を撮り忘れるというポンコツ。

すぐ横のイベントフロアでは砥部焼展を開催中。下のフロアで陶磁器売り場を探すが、以前のように作家ものがズラリと並んだ展示はもうないようでした。

銀座シックスへ移動。

6階の蔦屋書店はカフェやギャラリーを併設したアートに特化した不思議空間。ツァイトの石原さんのコーナーがあって植田正治さんのビンテージプリントが352万円で出ていてびっくり。

本屋部分をよく覗かなかったのを後悔しましたが、もし、内外の写真集や画集、関連書籍などどこにも負けない品揃えで、内容が確認できるサンプルも用意していただけるとしたらそれは僕の望む書店の理想形。もし銀座で実現していただけるとしたら旅の目的地のひとつになるのは間違いないです。爆買いします。多分(笑)。書店にとっては本当に厳しい時代ですが頑張っていただきたいですね。

4階。時々おじゃまするシボネケース。作家ものの器などが並ぶお店。

小野象平さんと石田誠さん、四国の2人の作家さんの作品が並んでいました。他の作品も見たかったんですが現品限りで在庫はないとのこと。

石田さんの白磁のそば猪口をいただくことにしました。最後の一個で、口縁に小さく残る粒の出っ張りがが気にならないか確認されましたが、大丈夫ですってことで購入3850円。

東銀座から浅草線で羽田空港へ。

時間があったので第2ターミナルを探検。いつも出発時間ギリギリで空港に入るので、出発のフロア以外はまったく知りません。

ひとつ上の3階には飲食店や土産物店、4階には飲食店があって、最上階の5階には飲食店と展望デッキ。展望デッキはガラス越しの場所と、屋外に出て直接見られる場所の両方があって飛行機の離着陸が目の前で見られるのが嬉しい。

第1や第3のターミナルにもそれぞれ展望デッキがあって、それぞれ違う会社の飛行機が見られるはず。国際線の第3ターミナルはぜひ行ってみたいですね。

上空からの夜景を楽しみながら松山へ。名古屋あたりまではどこを飛んでいるかなんとなくわかっていましたが、その後はさっぱり。

日程の関係で都美術館のエゴン・シーレ展に行けなかったのだけが心残りで残念でしたが、まあ楽しい旅でした。

松山空港からは乗合タクシーで自宅へ。

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